歯科用ＣＴは主にインプラント治療、親不知の診査、歯周病治療や歯内療法（根の治療）、顎関節（顎の関節）等いろいろな分野での歯科治療の診断と治療後の経過観察に用いています。
三次元の高画質画像を用いることで、従来のパノラマエックス線撮影法や口内法エックス線撮影法などのいわゆるレントゲン撮影法では診断が難しいと思われる状態をはじめ、痛みや症状の原因がわかることがありますし、治療の困難さを事前に把握することで治療に伴う危険度を回避することで安心・安全な医療を提供することが可能であると考えます。

歯科用レーザーには多くの種類がありますが当医院ではＥｒ－ＹＡＧレーザーを使用しています。

このレーザーの特徴は、何といっても無痛治療の代名詞といわれ痛みの少ない（麻酔の必要性が少ない）治療が可能であることが１番のメリットになります。
更に熱作用に伴う殺菌効果、虫歯治療に使用できるため歯を削る際のキーンといった音が全くなく歯を削るのではないので、いわゆるガリガリ、ゴトゴトといった振動もありません。
生体組織の表層にのみ反応するので体の中深い部位へ影響が少ないレーザーです。
（治療は保険適応となるものもありますが、保険適応外となることもあります。）
なおレーザー研究会会員となっており　日々研鑽をおこなっております。

診療の精度をさらに高めるためにマイクロスコープ（マイクロスコープライカM３２０）を導入しております。
マイクロスコープを使用することでルーペでの拡大率をさらに上げることが可能となり、診療中に観察できる部位が大きくそしてはっきりと見えるため、より丁寧で確実な治療に結びつきます。

What is CEREC
～CEREC治療の流れ～

CEREC (CEramic REC onstruction)とはCADCAMの技術を駆使して、その日に、医院内でセラミックの素材を用いて、短時間で補綴修復ができる治療法です。

Step1　スキャン（型取り）
歯を削った後、3Ｄ光学カメラで口腔内を撮影します。
治療する部分を削ったあとは、3Ｄ光学カメラを使用して患部を撮影（スキャン）します。型取りの不快感を味わうことはありません。わずか数秒の作業で、患部の歯列がモニター上に再現されます。（※症例により型取りが必要な場合もあります）

Step2　スキャン（型取り）
コンピューターの3Ｄ外面上で修復物を設計します。
モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、3Ｄ上の画面であらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。
設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色を選択します。

Step3　修復物作製
ミリングマシンが設計データを基に加工します。
ミリングマシンとよばれる機械が、コンピュータで設計されたデータを基にブロックを削りだし、精密に修復物を整えていきます。

Step4　口腔内セット
口腔内へセットし治療完了です。
先進的な接着技術を用いて、削りだしたセラミックの歯を口腔内にセットし、治療が完了となります。トータルで1時間程度でたいていの場合は完了致します。

当医院では診断に用いるレントゲン撮影には、従来のフィルムを使用したレントゲン撮影時の1/１０～１/５のX線量で撮影が可能なデジタルレントゲンを使用しております。
被ばく線量が少なく画像処理をおこなうことで患者さんに状況を説明しやすいことがメリットです。
デジタルレントゲンシステムとは、レントゲン撮影に要する時間が短いだけではなく、放射線の被曝量が従来の1/10で済みます。よって妊娠されている女性や、小さいお子様、老齢の方まで安心して撮影することができます。また、各診療室に設置されたモニターで、詳しく見たい場所を拡大表示できますので、我々医療従事者だけではなく、患者様にも患部をよく見て頂くことができるので、治療の説明がよりわかりやすいものとなります。
鮮明な画像をモニターに映し出す事ができるので、従来のようにレントゲンの現像の間、長い待ち時間を必要とせずスピーディーに診断を行えます。過去の記録はそのままコンピューターで管理していますので、治療前と後の状態も分かり易く見比べる事ができます。
地球に対しても優しいシステムです。現像・定着液などのゴミが一切出ません。 従来通り健康保険適応です。

当医院が実施する身体に優しい光殺菌治療とは、
医科の早期がんの治療法として1990年ごろから行われており、歯科領域では数年前から欧米を中心に抗生物質を使わない体に優しい安全な治療法して急速に普及しています。
LAD＝Light　Activated　Disinfectionの略で「光殺菌」と訳され、光感受性ジェルを細菌に浸透させ光で殺菌する画期的な治療方法です。
薬を使わず痛みもなく、あらゆる細菌に効果を示す、副作用もなく繰り返し可能な治療法です。
歯周病治療・歯の根の治療、インプラント治療、口内炎等に効果があります。

虫歯の状態をデジタルで評価し必要な部位を必要な時期に治療するように心かけています。ダイアグノデントペンというレーザー光を利用した診断機器です。直接歯を診査し、患者さんから得られる症状やレントゲン写真をもとに虫歯の状態を把握しようとしても歯が常に同じ状況にあるとは限りません。